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「ブラームスとリスト」とは

音楽の話ではない。

「Brahms and Liszt」 (ブラームスとリスト) には、コックニー俗語で「ひどく酔っ払った」という意味があるとか。 (http://en.wiktionary.org/wiki/Brahms_and_Liszt)

OALD の新しい版にも載っている。

どうも、Listz の −stz のところが、pissed の −sed のところと韻を踏んでいるらしいのだが、Brahms は何の役に立っているんだ? (なお、pissed は、べつにオシッコとは関係がなくて、ここでは「へべれけ」という感じの形容詞)

と思って、この種のスラングを探してみると、どうも and 以前の最初の単語は何の意味もないらしい。ただ、あとに続く単語が本来の意味でないものを示しているということの指標としてついているだけのようだ。

たとえば、apples and pears が stairs を表すらしい。そのうち、apple だけで stairs を表すようになるものらしく、この伝でいくと、Brahms は酔っぱらいになる可能性が高そうだ(もうなっている?)。

ブラームスは実際リストに会ったことがあって、そのときのエピソードも知られているが、この際、それは関係ないらしい。しかし、そりの合わなかったこの二人を併せて、酔っ払ったとは、なかなか洒落ているようにも思える。

ブラームスが酒をどのくらい飲んでいたかについては、残念ながら私は知らない。

(2006/10/17)

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